対人恐怖でも金を稼がなければ…

人としての基盤がぶっ壊れているのか、他者とうまく関わっていくことができません。必然的に仕事が続きません。家族ともうまくやっていけませんので、家を出ることになりました。無職です。一人暮らしをしていくための金が必要です。何とかせねば・・・

生身の肉体を持ち、重力のもとで生きていく以上、半分は動物である部分を持ち合わせているため、100%理性だけで行動することは不可能。

にも関わらず「自分たちは動物を超越した神に近い何者かである」という思い上がりから、ホモサピエンスたちはさまざまな負の産物を作り上げてしまった。

例えば「車」を運転するには、ある程度の判断力や反射神経などが必要なことは言うまでもないが、動物的な部分を抑える強い理性も必要。特にホモサピエンスという種は獰猛な性質を兼ね備えた動物なので、その本性を剥き出しの状態で運転などさせたら大惨事は免れない。

動物的な部分を抑えるには、強い信念だったり、絶対的な神のようなものを信じ、それに身を委ねる必要があるが、そんなことができるホモサピエンスは稀にしか存在しない。

欲深いホモサピエンス達はこの「車」を売って金儲けをしようとして失敗した。

金儲けをしようとすれば、より多くの車を売る必要があり、そのためには運転をする敷居を下げる必要があった。

それによって、理性を抑える力の弱いホモサピエンスにまで車が波及してしまい、彼らの感情剥き出しの運転により、あちこちで無差別殺人が繰り広げられるという結果を招いた。

また、判断力や反射神経の鈍った老い先短いホモサピエンス達が、ブレーキとアクセルを踏み間違える等といったミスで、若いホモサピエンスの未来を奪い、人口削減に貢献するという結果も。

そもそも「車」という乗り物を使いこなすことがホモサピエンスには難しいことで、一部の優秀なものが取り扱えたとしても、欲深いホモサピエンスが商売にして広めてしまうので、やっぱりこの動物の性質上、取り扱える代物では無い。